ルーレットのパーレー法と赤黒の6連続についての検証
今回はパーレー法(アンマーチンゲール法)と、2倍配当エリアでの同じエリアが6連続する事象についての検証です。
1,000ロット分の資金でパーレー法5連続ができる回数
パーレー法の内容については、過去記事で取り上げています。参考程度にどうぞ。
上記のリンク先のページでも書いてありますが、2倍配当エリアでパーレー法を用いる場合、1ロットでベットを開始して5回連続で当たれば31ロットの利益となります。
1+2+4+8+16=31ロット
例えば少なくとも1ロットの利益を狙おうとすると、5回連続のパーレー法ができるのは30回です。
では30回目もまたパーレー法が当たらなかった場合、ストレートベットの要領で31回目から1ロットプラスして継続すると、15回(31~45回目まで)行うことができます。
2ロットでの15回のパーレー法が当たらなければ、さらに1ロットプラスして継続すると、10回(46~55回目まで)行うことができます。
このような要領でパーレー法を繰り返していくとして、1,000ロットを超えるまで繰り返すとすると何回できるのかを検証して表にまとめました。
ベットしたロットの累計が1,000を超えた時点でのベット回数は124回です。
1,000ロット分の資金で運用するとしたら、120回はベットできるということになります。
上記の表についてのデータはnoteに載せておきます。
2倍配当エリアの各連続回数の発生数
パーレー法に関連して、2倍配当エリアの各連続回数の発生数の表を作りました。
上からデータ番号、スピン数、各連続回数のデータごとの発生数です。
一番右の列は、各データのスピン数の合計と連続回数ごとの合計です。
今回の検証では、2,000スピン以上の出目記録データを用いています。
(100以上もあるすべてのデータで検証すると手間がかかりすぎて嫌になってしまうので、というのが本音です。)
各連続回数の100スピンあたりの発生数
加えて、100スピンあたりの発生数の表を作りました。
さて、ここまでが2倍配当エリアのすべてのエリアの発生数の合計に基づいて算出した結果です。
1つのエリア単位での結果は次の通りです。
1つのエリアでの各連続回数の発生数
1つのエリアでの各連続回数の100スピンあたりの発生数
表から分かること
まずは1つのエリアの最大連続数の最大が17回ということです。
私が以前検証した2倍配当エリアの出現スピン数では最大が24スピンとなっていましたが、これは0を含めた分です。
0が出ることなく純粋に1つのエリアが連続する場合として、17という結果が出ました。
次に、1つのエリア単位での各連続回数の100スピンあたりの発生数に着目します。
パーレー法で6連続を狙うとして、100スピンあたりの6連続の発生数を見ると、0.3401となっています。
値が1.0を超えるように計算すると、300スピンで1回発生する、ということになります。
さらに、6連続以上の値の合計を求めると、0.6728となり、200スピンで1回発生する、ということになります。
実際に200スピンで1回発生するのか
それでは実際のところはどうなのか、10,000スピン分のデータの1つを使って、『6連続で出現するまでのインターバルスピン数』という形で検証しました。
左の表は、6連続以上するまでのスピン数(インターバル)を表しています。
インターバルスピン数 = 今回の6連続以上した事象の開始時スピン数 - 前回の6連続以上した事象の終了時スピン数
というように算出しています。
今回使用した10,000スピン分のデータでは、インターバルスピン数の最大が1,301スピン、最小が2スピン、そして平均が135.2となりました。
平均が135.2スピンということで、確かに200スピンで1回、1つのエリアが6連続以上している、と捉えることができます。
6連続以上するまでのインターバルの応用
今回、パーレー法という当たるたびに2倍の金額をベットしていくというベッティングシステムに関連した内容を述べましたが、6連続以上するまでのインターバルをマーチンゲール法やモンテカルロ法などで応用することもできそうです。
タイミングによってはベットをせずに空回しをして見送ったり、逆に一気に連続してベットをして利益を増やす、という戦略も考慮してみてもいいかもしれません。
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