モンテカルロ法の2倍配当と3倍配当での違いについて

今回は前回の記事、

ルーレット赤黒の出現スピン数の発生傾向を検証#6

で触れた、2倍配当と3倍配当でのモンテカルロ法の違いについての検証についてです。

 

 

 

 

2倍配当のモンテカルロ法の特徴

 

前回の記事で2倍配当でのモンテカルロ法について、

マーチンゲール法にしてもモンテカルロ法にしても、リスクの上がり具合に対するリターンがしょぼい

と述べました。

 

 

いったいどういう風に、2倍配当のモンテカルロ法のリスクの上がり具合に対するリターンがしょぼいのかを表にしてみました。

 

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まずはモンテカルロ法の開始時の数列を「1、1、1」とした場合です。

 

 

AからCまでの当たりとはずれのパターンを3つ作って検証しました。

 

 

パターンAは1回目での当たりが2連続した場合です。

 

 

モンテカルロ法の数列は2セットのベットですべてなくなり、結果的に+3ロットとなりました。

 

 

パターンBは5回連続ではずれた後、3回目で当たりが2回連続、2回目で当たりが2回連続、1回目で当たりが3回連続した場合です。

 

 

モンテカルロ法の数列がすべてなくなるまで7セットのベット、1セットあたりの損失の最大が-20ロット、累計での損失の最大が-33ロット、結果的に+3ロットとなりました。

 

 

パターンCは1回目で当たりが1回、3連続ではずれが1回、2回目で当たりが1回、3連続ではずれが1回、その後1回目、2回目、3回目で当たりとなり、再び3連続ではずれ、2回目で当たりと1回目で当たりが2回連続しました。

 

 

モンテカルロ法の数列がすべてなくなるまで12セットのベット、1セットあたりの損失の最大が-48ロット、累計での損失の最大が-62ロット、結果的に+3ロットとなりました。

 

 

では次に、モンテカルロ法の開始時の数列を「1、2、3」とした場合です。

 

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表の見方は前述した「1、1、1」の場合と同じです。

 

 

パターンA、B、Cのそれぞれが結果的に+6ロットとなっています。

 

 

2倍配当でのモンテカルロ法の数列をすべて消した時点の利益は、開始時に設定した数列内の数字の合計分となります。

 

 

ベットするセット数が少なかろうと多くなろうと、無事に数列を消した時点でのリターンは変わりません。

 

 

マーチンゲール法と同様ですね。

 

 

マーチンゲール法も、最終的に当たった場合のリターンは一番最初にベットした金額分です。

 

 

3倍配当でのモンテカルロ法の特徴

 

では、3倍配当だとどのように結果が変わるか、ご覧ください。

 

 

開始時数列「1、1、1」の場合です。

 

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次に、開始時数列「1、2、3」の場合です。

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パターンCですが、1回目で当たると数列がすべてなくなるため、あえてなくしました。

 

 

「1、1、1」も「1、2、3」も2倍配当の場合と比較すると明らかに数列がなくなった時点でのリターンが

「1、1、1」

 A:3ロット→4ロット

 B:3ロット→16ロット

 C:3ロット→10ロット

「1、2、3」

 A:6ロット→8ロット

 B:6ロット→27ロット

 C:6ロット→18ロット

というように大きくなっています。

 

 

また、数列がなくなるまでのベットのセット数も、

A:2セット→1セット

B:8セット→5セット

C:12(11)セット→5セット

というように少なくなっています。

 

 

2倍配当と3倍配当のモンテカルロ法への個人的な総評

 

モンテカルロ法で重要となるのは、はずれが連続して数列内の数字の数が増えた後、どれだけ少ない手数で数列をなくせるか、だと思います。

 

 

また、1セット中にどれだけ早く当たりとなるかが数列を大きくしないために考慮すべきポイントではないでしょうか。

 

 

2倍配当でのモンテカルロ法は数列が大きくなればなるほど挽回が難しくなります。

 

 

結果的に挽回して無事に数列をなくすことができたとしても、リターンは最初に設定した数列の数字の合計分という固定値なので、リターンが労力に見合わない、ゆえに

マーチンゲール法にしてもモンテカルロ法にしても、リスクの上がり具合に対するリターンがしょぼい

と述べた次第です。

 

 

3倍配当でのモンテカルロ法は、最初に設定した数列内の数字の合計値以上のリターンが見込めます。

 

 

1セットあたりのベット回数によりますが、数列が大きくなっても2倍配当と比べれば、より少ないベットセット数で終えることが可能です。

 

 

さらに、開始した時点での資金よりも多少増えれば、数列内の数字をすべて消すことなく中断するという選択ができることもあります。

 

 

となると、2倍配当エリアよりも3倍配当エリアのほうが運用の幅が広いのではないかと思いました。

 

 

 

 

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